年末に関係ない誰も興味のない 独自のランニング観

いよいよ2020もあとわずか、新型コロナウイルスに始まり新型コロナウイルスに終わる、そして2021もどうなっていくのかまだ見えない。
そんな年末に、そんな年末だからこそ、すっきりとしないまま迎えた年末とはあまり関係のない、ランニングについて考えてみよう。

健康のために走り始めてどれくらい経つのだろう?

淡路島に移り住むまで長年住んだ大阪で、多くのランナーが集まり様々なランニングのコミュニティが活動する場所といえば、大阪城公園や長居公園が挙げられますが、どちらも目をつむっていても走れるくらいに走りまくった場所。
今では多くのランナーや観光客で溢れかえっている大阪城公園も、ランナーはもちろん様々なイベントが開催されたり市民の憩いの場所でもある長居公園も、私が走り始めた頃はブルーテントが無数に建てられ多くの人が生活をする場所でもありました。
時間によっては男でも一人走るには、若干の勇気が必要となるような雰囲気さえ漂っていました。

近年キャンプブームが再燃し、さらにコロナの影響でブームに拍車がかかり様々なスタイルのキャンパーが増え、ワイルドなスタイルを好み動画などで発信しているキャンパーも多くいますが、おもちゃのナイフみたいに正直リアルなワイルドとはかけ離れたものばかり。

ブルーテントや段ボールハウス生活の人々の生活が気になり、住居や日銭の稼ぎ方など色々と調べてみたことがありますが、彼らは本物(リアル)で、生命力について深く考えさせられました。

話が脱線しましたが、そんな今では想像もできないような状況の中、健康のために一人こつこつと走っていました。
大会に出るなんてこともまったく考えずに、ただただ健康のために誰もいないような早朝の公園を一人地道に走り続けていました。

大会は人生にとって大切なもの、でも健康のためには?


初めて大会に出たのはおそらく30歳直前。
走り始めてからもうずいぶん時が流れていましたが、そもそも健康のためのランニングだったので距離もスピードも体や心が気持ち良くなるような程度のランニング生活。

初めての大会はハーフで、次はフル。
今思えばどちらも初めてとしてはまずまずのタイムでしたが、当時の自分には悔しい結果に終わりました。
しかし、その悔しさがきっかけとなり、過去の自分と戦い続ける毎日がスタートしてしまいました

走っていてもまったく大会に興味のなかった人間が、「過去の自分より1秒でも速く」をスローガンに仕事以外の時間のほとんどを自分自身に勝つために使うような生活へと変わってしまいました。

自分でもよく頑張ったなと思えるくらい走ることに打ち込み、多くの市民ランナーが目標とするけどなかなか達成できない辺りまでは、自分自身との戦いを続けているうちにたどり着くことができました。

「~してしまいました。」マイナス表現の理由

過去の自分と戦い続ける毎日がスタートしてしまいました。」「自分自身に勝つために使うような生活へと変わってしまいました。

前向きでプラスな変化なのに、マイナスな表現に違和感を感じていた方がいらっしゃるかもしれませんが、『健康のため』を脇に追いやり大会に出場し自分に挑戦し続けた代償は結構大きく、速く強くなるために追い込めば追い込むほど、もともと強くない体はどんどん悲鳴を上げていくのでした。

自分の日頃の成果を確認でき、周りの人からも多くのエネルギーを貰える大会でのランニングは、平均寿命の半分以上を生きてきた人生の中でも大切な時間ですが、そもそもの目的である「健康」面から考えると、大会出場はマイナスだったかもしれないというのが今の本音です。
かもしれないというのは、大会出場をしなかった場合の人生を経験していないので、絶対とは言い切れないことによる表現です。

これはあくまでも私の体の事情なので、もともと元気で体も強い健康な人ならば、大会で自分の限界に挑戦しつつ健康な体作りも楽しんでいけるでしょう。

その時々で何を重視するのか

体に鞭打って頑張っていた結果、今はもう大会で自分に挑戦することは不可能な体となってしまいましたが、ランニングを楽しむことや健康のために走ることならまだまだ健在です。

今でも何か必要があれば(勝手に必要を作ることも)、『健康』をしまい込んで今の自分に戦いを挑むことがあります。
頭の構造が単純なのか、ただのチャレンジ好きなのか、はたまたドMなのか、年に何度か勝手に自分を追い込む理由を作っては挑戦的な行動を起こしてしまいます。
これはきっと、心の健康を維持しようとする自己防衛本能が働いているのではないかとポジティブに受け止め、大会出場は辞めましたが個人的なチャレンジだけは、体が動く限り継続していくことになるのではと思っています。

人それぞれ自分がリフレッシュできる方法というのが何かしらあると思いますが、私の場合は体を動かすことで、そのうちの何度かで自分をとことん追い込んでみたくなってしまうのです。

普段の生活では体の健康を重視した運動を楽しみ、ときには体に酷なことでも心の赴くがままに自分を追い込んでみる。
今後また変化していくかもしれませんんが、今のところはこれが私の体と心の健康法であり、ランニングとの付き合い方です。

最後に

なぜ、こんな誰も興味のないようなつまらない自分のことをだらだらと書いたかと言うと、新型コロナウイルスの影響でマラソン大会が次々と中止になり、走るモチベーションが低下したり、何のために走っているのかわからない、といった声を耳にするようになったから。

走る理由は人それぞれだし、走ることに理由なんて必要ないという人もいると思います。
日頃の努力を表現するために大会を心待ちにしていた方は、やりきれない想いでこのロードのシーズンをお過ごしだと思います。


確かに大会の多くは中止になってしまいましたが、健康であればコロナが落ち着けばまた大会で存分に走ることができます
このシーズンは自分を見つめ直し、弱点を強化する、強みを伸ばす、今後のランニング人生をさらに楽しむための絶好の準備機会です。

私は故障で走れなくなる度に新たなトレーニングを取り入れ、故障を機に少しずつ成長できました。

ぜひ、今このときを大切に過ごし、大会が行われるようになったときには溜め込んだエネルギーを爆発させて、存分に楽しんでいただきたいと思っています。

一刻も早く、何の心配もなく大会が開催されるような生活が戻ってくることを、心より願っています!

Awaji KURUMA Base
長岡一幸

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